行楽地へ行く方に

ペットを連れて遠出する場合、特にワンちゃんや人に感染する可能性のある病気についての紹介です。

◆レプトスピラ症
山や川など野生動物が行き来する所は要注意!
病原性レプトスピラ菌は、ネズミのようなげっ歯類などの野生動物が持っています。
感染した動物の多くが保菌動物となり、菌は尿中に排出されます。
よって、尿で汚染された土壌や水に接触し、口、皮膚などから体内に入ると人や犬に感染します。
※ワクチンで予防できます。
◆エキノコックス症
犬やキツネの糞から感染する寄生虫で、人間に重い肝機能障害を起こします。
元は北海道で見られた病気ですが、最近は本州でも見つかっています。
※駆虫薬で予防できます。
◆ライム病
ダニ媒介性疾患で、マダニから犬や人にも感染します。
人では、初期に遊走性紅斑などがみられます。
※スポット剤で予防できます。
◆日本紅斑熱
ライム病と同様でダニに咬まれ感染します。
人では、発熱、発疹などの症状が見られます。
※スポット剤で予防できます。
また、サービスエリアは山の中にあることが多く、レプトスピラ症や他のウイルス感染症になったり、野生動物が持つ寄生虫に感染する可能性があります。
ワンちゃんの排泄はできるだけお出かけ前に済ませ、旅先ではペットシーツを利用するなどの対策をとると良いでしょう。
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                    吉田動物病院 院長 吉田俊一

中秋の名月!

コロナとの付き合い方が解ってきて秋の行楽シーズンを迎えるにあたり

飼い主さんの行動範囲も広くなると思いますが、ペットたちの健康チェックもお願いします。

例えばSFTS(重症熱性血小板減少症)は夏の30℃以上の外気温ではダニも活動性が低下しますが、
むしろこの9月~10月が5~6月と同様に危険度が増します。
くれぐれもダニ・ノミ対策の継続を忘れずに!
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敬老の表彰のお知らせ

9月に下記動物の表彰を行います。

・犬(小型犬・中型犬)15歳以上
・犬(大型犬)     12歳以上
・犬(超大型犬)    10歳以上
・猫           15歳以上
・ウサギ         6歳以上
・フェレット        5歳以上
・ハムスター       2歳以上
・鳥(小型)        7歳以上
・鳥(オカメインコ)   15歳以上
・ハリネズミ        4歳以上
上記以外の動物については病院にお問い合わせ下さい。
自薦・他薦問いません。
9月16日~10月末までのご来院時に表彰状と粗品をお渡し致します。
〈表彰条件〉
(犬・猫)12月までに上記の年齢に達する動物で、1年以内に当院で診察を受けていること。
(その他)12月までに上記の年齢に達する動物で、今年当院で診察を受けていること。
表彰をご希望の方は8月31日までに当院にご連絡下さい。
この期限を過ぎてしまうと今年の表彰は出来なくなってしまいますのでお気をつけ下さい。
                        吉田動物病院 院長 吉田俊一

お盆休みのお知らせ

お盆休みのお知らせ

8月14日(日)、15日(月)、16日(火)はお盆休みの為、休診となります。
緊急の場合は留守番電話に診察券NO、お名前、用件を録音して下さい。
診察可能な場合は、10分以内にご連絡いたします。
17日(水)より通常通り診察致します。
ご迷惑をお掛け致しますが、ご了承ください。
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吉田動物病院 院長 吉田俊一

熱中症には気をつけましょう!

散歩

〇人間よりも地面に近い所を歩く動物達は照り返しの熱も非常に強く感じ、体感温度は気温以上に暑い40度~50度にもなります。
〈対策〉
散歩は日中を避けて早朝や日が落ちてからの涼しい時間帯で行う。もし途中で息遣いが荒くなるようなら水を飲ませて休憩をし、長時間の散歩は控える。
また、アスファルトのみの散歩コースは避けましょう!
車内
〇この時期は締め切った車内の温度はあっという間に50度以上に上昇します。
〈対策〉
日陰に車を停める、窓を少し開けておく、すぐ戻る、などは熱中症の予防対策にはなりません!必ずリードをつけるかキャリーに入れて一緒に車外へ連れ出してください。
ただし、そのためには事前に目的の場所が動物可能か調べておく必要があります。
室内飼育
〇直射日光が入る締め切った部屋や空気の流れの良くない部屋は、気温が上がりやすいため危険です。
〈対策〉
在宅時には窓を開け、カーテンやすだれを利用して空気の流れを良くしたり、動物が自ら涼しい場所へ移動出来る工夫やスペースの確保が必要です。
また、飼い主の不在時にはエアコンの使用が必要ですが、冷やしすぎには注意しましょう。
屋外飼育
〇短いリードで炎天下の中、身動きが出来ない状態や、長いリードでも日陰がない場所は空気の通りが悪い場所は危険です。
〈対策〉
暑い時間帯は空調管理が出来る室内に入れる。それが困難な場合は、風通しがよく直射日光が当たらない場所でコンクリートの上に直接体が接しないようにしましょう。
また、水をいつでも飲めるようにしておくことが大切です。
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                     吉田動物病院 院長 吉田俊一

食中毒について

これからの時期は湿気も多くなり、徐々に暑さも増してきます。

缶詰なら、開封後はその都度使い切る。
ドライフードも、高温多湿になるところに置いたままにしないよう気をつけて下さい。
食べ残しはこまめに掃除して、食器も清潔を保ちましょう。
また、新鮮な水をいつでも飲めるように水専用の容器も用意しておきましょう。
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                     吉田動物病院 院長 吉田俊一

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