ペットを連れて遠出する場合、特にワンちゃんや人に感染する可能性のある病気についての紹介です。
●レプトスピラ症
山や川など野生動物が行き来するところは要注意です!
病原性レプトスピラ菌は、ネズミなどのげっ歯類などの野生動物が持っています。
感染した動物の多くが保菌動物となり、菌は尿中に排出されます。
よって尿によって汚染された土壌や水に接触し、口、皮膚などから体内に入ると人や犬に感染します。
※ワクチンで予防出来ます。
●エキノコックス症
犬やキツネの糞から感染する寄生虫で、人間は重い肝機能障害が生じます。
元は北海道で見られた病気ですが、最近では、本州でも見つかっています。
※駆虫薬で予防出来ます。
●ライム病
ダニ媒介性疾患で、マダニから犬や人にも感染します。
人では、初期に遊走性紅斑などがみられます。
※スポット剤で予防出来ます。
●日本紅斑熱
ライム病と同じで、マダニに咬まれ感染します。
人では、発熱、発疹などの症状がみられます。
※スポット剤で予防出来ます。
また、サービスエリアは山の中にあることが多く、レプトスピラ症や他のウイルス感染症になったり、
野生動物がもつ寄生虫に感染する可能性があります。
ワンちゃんの排泄はできるだけお出かけ前に済ませ、外出先ではペットシーツを利用するなどの
対策をとると良いでしょう。