第13回日本獣医内科学アカデミーに参加してきました
会場は横浜のパシフィコ横浜です。
今回特に目的としていたのは、犬の僧帽弁修復術を行っている2施設から、3名の先生が講演された「僧帽弁閉鎖不全に対する開心術の現状」を聴講することでした。心術(心臓を開く外科的処置)では特に実績のある横浜のJASMINE動物循環器病センターから2名、愛知県の茶屋ヶ坂動物病院から1名の講師を迎え、実際の手術成績や内科治療から外科治療に踏み切るタイミングをどのように考えるかなど、紹介させていただく立場の動物病院として知りたい実情についての講演でした。
手術に際しては乗り越えるべきハードルが多い治療ではありますが、すべてを乗り越えると、僧帽弁閉鎖不全を治癒と言ってよい状態にできるものです。
このような治療に対するご希望に適切にお答えするために、今回の講演は現状を把握する良い機会となりました。
阿部素子